京都市議会の議員定数削減を求めた直接請求に伴う臨時市会は31日、最終本会議を開き、定数を現行の69から60に減らす条例改正案を、日本共産党をはじめとする全会派一致で否決しました。
 日本共産党の井坂博文議員が反対討論を行い、「地方議会は、憲法にもとづく第一義的な住民代表機関だ。定数削減は、民意を切り捨て、議会の存在意義と役割を後退させるものだ」と指摘。その上で、「定数削減の理由に、『行財政改革』が上げられているが、議員定数は民主主義にかかわる問題で、財政問題をリンクさせるべきでない」と批判しました。