読者の文芸表彰 京都民報「読者の文芸」の2010年年間賞表彰と懇談会が29日、左京区の教育文化センターで行われました。
 表彰式では、京都民報社の寺前徹編集次長が受賞者に賞状を手渡しました。田中礼、青倉人士、八木勲の各選者が「時事、環境問題、日本の現実などを題材にとらえるのは民報ならではの作品。今年は心のぬくもりを表現した歌が多かった。温もりを生み出すいとなみの中に短歌がある」「入選の多い方を選びましたが、みなさん目のつけどころが面白く、勉強になります」などと講評を述べました。
 交流会では、参加者から「句を読み始めて5、6年になるが、人生が豊かになった。風景の変化や色々な出来事も詠めないかと頭をめぐらせることに幸せを感じている」「もっと感性を磨きたいと平凡だけどささいな日常を大事に詠んでいる」「掲載されることを励みに続けられるだけ続けたい」「川柳に御題を設けてはどうか」などの意見や感想が述べられました。