八幡市議会は22日の本会議で、早急に子どもの医療費を小学校3年生まで無料化するようもとめる請願を全会一致で採択しました。子どもの医療費助成が2007年12月以来3年ぶりに前進する見通しとなりました。
 一方、日本共産党議員団が提出した小学校卒業まで無料化する条例案と小学校卒業までの無料化や30人学級実現を求めた子育て応援の請願は、日本共産党のみが賛成し、他の会派が反対したため否決・不採択となりました。
 八幡市においては、2008年に明田市長になって以来、子どもの医療費無料化は拡充されないままになっていましたが、日本共産党は、市民と一緒に運動に取り組み、議会で繰り返し追求してきました。今回、日本共産党が条例案を提案したことが引き金になり、議会の全会派が無料化拡充で一致しました。
 日本共産党は、17日の文教厚生常任委員会での請願採択を受けて、小学校3年生までの無料化を、来年4月から実施するための条例案を12月議会最終日に提案するよう各会派に呼びかけましたが、他の会派は、具体化の判断を市長にゆだねるという態度に終始し、条例提案に応じませんでした。今後、無料化を拡充する時期が焦点となります。(Y)