20101219-02.jpg 日本共産党京都府委員会は19日、左京区の教育文化センターで「子育ての願いあつめ つながる交流会」を開き、子育て中の若い党職員や議員、母親、教員、看護師ら、子どもを含めて90人が集まりました。日本共産党の成宮まり子府副委員長(京都国政委員長)と平井良人市議予定候補が司会を務めました。
 全体会では9人が地域や職場、新婦人などで取り組んでいる子育て交流会の取り組みについて発言しました。西京区の青年支部に所属している母親Sさん(30)は6カ月の赤ちゃんと参加。同区でママトモ数人と6月から月2回行っている学習会で日本共産党の参院選挙政策や綱領を読み合わせ、集団討議を重ねてきたことを紹介し、「子育て中は社会とのかかわりが少なく活動できないので自分らしくなくなっていくのではと不安だったが、学習を重ねる中で自分の子どもの幸せのためには政治を変えるしかないと討議に熱が入ってきた。同世代と悩みや将来のことを話し合うと前向きに元気になれる。ママとして活動することが楽しく、これまでの自分と今の活動、これからがつながった」と話しました。
 服飾デザイナーの母親Sさん(37)は亀岡市議会へ「子どもの医療費無料化を小学校卒業まで拡充を」と求める3600人分の署名を添えて請願を提出し、17日の市議会本会議で同請願が採択されたことを報告。「6歳と1歳の子どもがいますがアトピーがあり、治療費が大変です。小学校卒業まで無料になったら本当にうれしい。必ず実現させたい」と語りました。
 向日市の12月市議会へ子どもの医療費無料化を小学校卒業まで拡充を求める請願を9203人分の署名とともに提出した向日市の女性は、若いお母さんが中心になり、幼稚園や学童保育所保護者会などに協力を広げたことや、議会で同請願が否決されたことをバネに市長選挙で櫻田忠衛さんの勝利に向けた行動が始まっていることを紹介しました。
 このほか、山科区で公園の水道や砂場をチェックしてマップを作成している子育てママの活動、加藤あい京都市議が12月議会で全額自己負担となっている子宮頸(けい)がんの予防ワクチンへの助成制度実現などについて報告しました。
 全体会に続いて、数人のグループに分かれた「しゃべりば」で交流。子育ての悩みや仕事との両立の困難さ、夫婦間の家事分担などを語り合いました。
 渡辺和俊党府委員長は「悩みや困難があっても交流して前に向かって元気を持てることが大事。小さな単位で学習会を繰り返し、交流を重ね、子育て真っ最中の皆さんにがんばっていただくためにも我々も変わっていかないといけないと思っている」と述べました。
 集会終了後、熊野神社前で、子どもを抱いた父母、市会議員ら20人が宣伝。「府内で子どもの医療費無料化が最も遅れている京都市で、小学校卒業まで無料化を拡充させよう」と訴えました。