第40回久御山母親大会が16日、久御山町のゆうホールで開かれました。
 I部では宇治久世バンドによる演奏で参加者全員が歌いました。
 II部では、やましろ医療生活協同組合あさくら診療所の河本一成所長が医療費問題について講演。河本氏は医師の立場から見た日本の医療の現状を語るとともに、海外の医療保険制度や患者負担の比較を示しながら、医療費が無料であったり通院時の交通費がもらえる国もあること紹介しました。
 そして他国に例を見ない日本の後期高齢者医療制度や高すぎる医療費窓口負担の現状にふれ、まず国民のいのちを守る、医師を増やす、暮らしを豊かにする、社会保障の充実こそが必要であると強調しました。
 大会では、核兵器のない世界、基地の無い沖縄を目指す知事の実現、子どもたちにきれいな空ときれいな空気を残す、憲法をくらしにいかす政治を、などを呼びかけたアピールを採択しました。(野田佐代子)