空き缶持ち去り禁止条例反対 15日開会した京都市議会に提出された家庭から出た空き缶をホームレスが回収するのを禁止する条例改正案について、ホームレスの支援団体が24日、市役所前で「廃品回収で生計を立てるホームレスの生存を脅かす」と改正案に反対する宣伝やビラ配布をしました。
 宣伝したのは、反貧困ネットワーク京都や健康よろずプラザ、きょうと夜まわりの会などの団体。参加者らは、「ホームレスの人たちにとって、空き缶回収は数少ない貴重な収入源。何時間もかけてあちこちのごみ集積所を回って、ようやく1カ月数万円にしかならない。それさえ一方的に奪おうとする、市のやり方に怒りを覚える」と訴えました。
 反貧困ネットワーク京都や全京都生活と健康を守る会連合会など16団体は15日、「ホームレスの適切な労働・福祉政策がないまま条例改正をするのは、生存権の侵害」と改正案反対の共同声明を発表しています。