国際婦人年京都集会 第36回国際婦人年京都集会が20日、京都市中京区の京都弁護士会館で開かれ、110人が参加しました。
 沖縄県労働組合総連合女性部副部長で、沖縄・平和のメッセンジャーとして活動する川崎善美さんが「沖縄の女性は今~いのち・人権・平和を語る~」と題して講演しました。川崎さんは、自身が作った「島人ぬ宝」や「沖縄を返せ」などの替え歌で平和への思いや、全てが軍事優先で基地に翻弄されてきた沖縄の歴史を歌いあげました。
 また、沖縄戦で亡くなった京都出身者を慰霊する塔を紹介し、「各都道府県の碑の中で、英霊や玉砕などの言葉がなく、住民被害に触れている珍しい塔です。これは当時の蜷川府政が『戦争賛美の碑は作らない』という意思で建てられたからです。11月の沖縄県知事選挙で平和な沖縄を取り戻したい」と力を込めました。
 参加者からは、「川崎さんの楽しい歌に元気をもらった」「本土に住む私たちこそ安保も基地もいらないと声をあげていきたい」と感想が出されました。
 集会では、篠笛(竹で作られた横笛)奏者の森美和子さんが「赤とんぼ」や「里の秋」を演奏しました。