大文字山バリエーションルートを歩く 新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは12日、例会「大文字山バリエーションルート」を行い23人が参加しました。
 なじみの深い山ですが、今回のコースはガイドブックには無い会員のY氏のオリジナルルートで、地形図に向かって時計回りに歩きます。
 銀閣寺北側の行者の森で受付と体操を済ませて10時10分に出発。150メートルの等高線に沿って200メートル程北へ進み南東に向きます。森に入りまず気になるのは、根元に穴があき木の粉が溢れる痛々しい姿の木が多いことです。ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシによる被害です。急登に喘ぎながらも木立の高さに救われます。
 足利家ゆかりの中尾城跡を経てアップダウンを繰り返しながら中尾の滝へ。山の冷たい水にタオルを濡らして涼をとる人達も。11時45分幻の滝着。滝を流れる水はありませんが、楓の大木が何本もあり幾重にも重なる葉が緑の大天井を作ってくれています。
 ここで昼食と記念写真を撮って12時40分に出発。南の方角にある大文字山三角点に向かいます。465メートルの山頂からは南に生駒山・西に小塩山や京都の町並みもよく見渡せます。
 下山は池谷分岐からひたすら西へ進みます。立派な俊寛僧都忠誠之碑と見事な楼門の滝を経て谷沿いの道を下り鹿ケ谷の林道に出ます。
 14時5分ここで帰宅組と別れて北東に進みます。大の字の火床を経て更に火床と三角点の中程にある分岐まで階段の多い道を頑張ります。分岐から太閤岩を経て銀閣寺まで下山。15時50分に解散しました。
 初参加の中学生のY君が感想を寄せてくれました。「登る時疲れれば疲れる程、登りきった時すごく気持ちが良かった」。Y君はきっと石にも興味があるのでしょう。谷で拾ってましたね。山桜の咲く頃に是非また訪れてみたいコースでした。(増田)