サンゴジュ 五条通りを少し下った京都市の複合施設「ひと・まち交流館・京都」に面している東高瀬川の畔に真っ赤なサンゴジュ(珊瑚樹=スイカズラ科ガマズミ属)の実が房状にいっぱいなっています。五条通りから七条通りまでの東高瀬川の両岸には多種多様の樹木が植生されており、夏は白、紅、赤のサルスベリの花とサンゴジュの白い花、紅朱色の実がきれいです。
 ここのサンゴジュの木は高さ7メートルほどあり、高瀬川に覆い茂っています。サンゴは美しいかんざしや飾りものに加工されましたが、その加工品に似ているからその名が付いたようです。また、大きくて厚い葉や樹は水分を多量に含んでおり、燃えにくく防火機能があるので生け垣としても植えられています。(仲野良典)