原爆朗読劇 「京都桂川園」(京都市西京区)のデイサービスセンターに通うお年寄りと佛教大学(北区)で被爆者の生活史などを学ぶ学生が13日、被爆者の体験をもとにした絵本の朗読劇を同園で上演しました。集まった地元の小学生や施設利用者に、世代を超えて一緒に核のない世界を作っていこうと呼びかけました。同大学出身の職員・龍見洋子さん(26)が、在学中に仲間と作製した絵本「ようすけ君の夢」を劇化し、学生6人と同園のお年寄り26人が出演しました。
 「ようすけ君の夢」は、主人公の少年がようすけ君から原爆の恐ろしさを教えてもらう物語。「原爆投下。ピカーッと光って」、「街は火の海になり」、「大勢の人たちがむごい死に方でした。助けたくても助けられませんでした」と語るせりふを、出演者は読み上げ、平和の大切さを語りかけました。
 龍美さんは、「学生と戦争を体験したお年寄りが、いっしょに平和を訴えるなんてうれしいこと。戦争の記憶をこれからもしっかり受け継いでいきます」と話しています。
 同園が原爆をテーマに朗読劇に取り組むのは2回目。昨年は、施設の利用者による、被爆者の家族の手記をもとにした作品「この子たちの夏」を上演しました。