京都ハイクファミリー 京都ハイクファミリーの6月例会ぶらり散策『古墳と竹の径めぐり』が21日、開かれ、33人が参加しました。
 阪急洛西口駅を午前9時45分に出発。「竹の径コース」(向日市資料)に沿って、江戸時代物集女の人が伏見に行くのに使っていた旧道伏見道を西に進み、物集女街道を横切り、今日の古墳めぐりの第1番目の「丸塚山古墳【淳和天皇火葬塚】」へ。天皇を火葬にした場所と言われ、当時(840年)に「火葬」が存在していたことに驚きの声が上がりました。住宅街を進むと、各家の玄関先や庭に咲く大小のあじさい・ユリ・キクイモなど見事な花が目を楽しませてくれ、感嘆の声がひとしきり出されました。
 2番目の「物集女車塚古墳」でしばし休憩。両側が竹藪の中を竹林公園へと向かいました。竹林公園は入場料無料で色々な珍しい竹や、竹で作られた作品が展示してあり、園内の散策も楽しく、ゆったりとした時間を味わえました。隣の子供の広場で昼食休憩。この時期にしては暑くもなく、風も少しあって快適な昼食タイムでした。
 竹垣の散歩道を行くと3番目の古墳時代前期(4世紀)の前方後円墳「寺戸大塚古墳」へ。説明板がなければうっかり通りすぎてしまう「こんもりした頂」でした。
 「竹の径」は向日市の孟宗竹を使った竹垣の散歩道で、「手作り郷土賞」(国土交通省)に選ばれ、その両側の垣は「物集女垣」、「竹穂垣]、「古墳垣」、寺戸垣」等に整備され、物珍しい垣根を資料と照らしながら散策しました。
 4番目の「伝高皇陵古墳」(桓武天皇皇后の陵墓)を過ぎると、いよいよ最後の〔五塚原古墳〕へ。芝山公園の中に入って階段を上がり、古墳の上を歩く!! 高さ7メートルですが、二等三角点があってタッチ。はりこ池のほとりで一服し、阪急東向日駅へ。予定より早く着き、13時30分解散しました。(山本ア)