成宮まり子 日本共産党の成宮まり子京都参院選挙区候補は12日、30度を超える日差しの中、同党労働者後援会員らと四条通で街頭宣伝に立ちました。
 成宮氏は、ヨーロッパと日本の労働者の置かれている立場の違いを指摘。派遣労働はヨーロッパでは原則禁止で特別な場合だけに限られているのに対し、日本では労働者派遣法の改悪で不安定な雇用形態のもとで低賃金と無権利状態を強いられているとして、労働者派遣法の抜本改正し、雇用と収入を安定させることが必要だと訴えました。また、残業時間についても、ヨーロッパでは年間90時間以内と決められているのに対し、日本では長時間過密労働が横行しているとして、「家族そろって夕食が食べられる、当り前の生活を取り戻すため、人間らしく働くルールを確立しよう」と呼びかけました。
 また、トヨタの中国工場では派遣労働者はひとりもいないことを紹介し、「雇用は正社員が当たり前の社会を一緒につくろう。大企業にはっきりものが言えるのは、日本共産党だけ。あと1カ月後に迫った参院選挙で、私、成宮を国会へ送っていただきたい」と力を込めました。
 教職員後援会の河口隆洋さんは沖縄の米軍基地移設問題、後期高齢者医療制度、労働者派遣法改正などを巡って国民の期待を裏切ってきた民主党政権を批判。「アメリカにも大企業にも堂々とものが言える、日本共産党を今こそ大きくすることが政治を変えるチャンス」と呼びかけました。