京滋キリスト者平和の会は2日、「日米両政府による辺野古への新基地建設の合意に反対する声明」を発表しました。
 声明は5月29日、同団体が世界の平和を求める京都宗教者連絡会、京都宗教者平和協議会、日蓮聖人門下・京都立正平和の会とともに鳩山首相宛てに、日米合意に対する抗議文を送付したことを受けて発表したもの。
 声明では、133カ所の在日米軍基地のうち75%が沖縄県に集中し、住民に対して騒音や事故、殺人、暴行などで平和で安全な暮らしを破壊していると指摘。「暴力を否定し、いのちと平和を尊ぶキリスト者として、辺野古への新基地建設に反対します」と述べています。
 また、普天間基地に駐留する米海兵隊について「海外の紛争や戦争に即応する遠征軍であり、日本の安全に寄与しないばかりか、むしろ周辺諸外国の疑心を歓喜し、危険さえ招来しかねません」として、同基地の即時無条件撤去を求めています。