全京都建築労働組合(京建労、田辺正男委員長)は22、23の両日、京都市内で第58回定期大会を開き「組合結成60周年を新たな前進の中で祝おう」などを掲げた2010年度運動方針を採択し、新役員を選出しました。
 採択された運動方針は、○国政と地方政治の革新で建設労働者・職人の要求実現○住民の安全・安心の先頭に立つ中で仕事確保の前進を○国保一元化に反対し、建築国保を守る○すべてのアスベスト被害者の救済と完全補償○憲法改正を許さず、平和を守り、核兵器廃絶をめざす○60周年記念事業の開催──など11項目。
 田辺委員長はあいさつで京都府知事選結果について、京建労が応援した門祐輔候補は勝利にはいたらなかったが、耐震改修助成制度や住宅改修助成制度など労働者の要求実現が前進したことは成果だと指摘。「7月の参院選でも国政に労働者の要求を訴え、実現していこう」と呼びかけました。
 また、大阪府泉南地域でアスベスト被害の責任を国に求めた訴訟が勝利(19日)したことを紹介し、「京都でも家族・被害者の会を結成した。被害者救済の取り組みをさらに進めていこう」と訴えました。
 日本共産党の成宮まり子参院京都選挙区候補が来ひんとしてあいさつしました。
 大会で選出された役員は次の通りです。
 ○委員長=田辺正男○副委員長=高橋豊文、北村喜義、吉岡徹、奥田浩司、吉田兼三○書記長=池田和弘○書記次長=酒井仁巳、大久保寿行、松原秀樹(いずれも再)。