トステム綾部工場で働き22歳で過労死した中田衛一さんの裁判の青年支援組織「中田衛一22歳過労死裁判支援ネットワーク」(中田ネット)は14日、トステムがメーンスポンサーのJリーグ・鹿島アントラーズの試合が行われる京都市右京区の西京極球技場前で、「トステムは裁判から逃げるな。企業としての社会的責任を果たせ」と抗議の宣伝を行いました。
 トステムは、㈱トステム綾部が3月25日で閉鎖され、中国・大連に工場移転するという理由で、裁判を終わらせようとしています。トステム綾部はトステム本社が100%出資し、社長は本社の専務理事が務めています。
 宣伝に初めて参加した青年は、「トステムというだれでも知っているブランドの大企業が、このような無茶苦茶なやり方をしてもうけているのは本当に腹が立つ。政治にこうした横暴を取り締まる法律を求めていきたい」と語りました。
 中田ネットは今後、東京のトステム本社などへの行動も視野に入れ、支援の輪をさらに大きくすることにしています。同ネットの連絡先はTEL075・803・2004(京都労災職業病対策連絡会議)。