日本共産党の新井進京都府議(京都市北区選出)は12日の府議会本会議で一般質問に立ち、「関西広域連合」設立の動きについて質問しました。
 新井議員は、議会の特別委員会で多くの異論が出され、「反対」「再検討」を表明しているにもかかわらず、山田知事も参加した1月の関係府県知事の会議で「設立案」を決め、「年内に設立」としていることは議会無視だと厳しく指摘。関西財界と大阪の橋下知事は、「関西広域連合」からスタートして「関西州」へ進み、大阪湾のベイエリア再開発などの構想をあけすけに示しているが、それに追随するものと批判しました。そして、奈良県や福井県や三重県も留保しており、政令市も参加しないなど、すでに破たんが明白になっている「関西広域連合」作りは中止せよと知事を追及しました。
 これに対し知事は、「議会と協議しながら進めていく」と、あくまで推進する姿勢を示しました。
 また、新井議員は林業振興について質問。森林を守り育てることは、国土を守るにとどまらず、地球環境保全への大きな貢献になると強調。公共施設での府内産木材の活用計画策定、北山磨き丸太需要拡大への支援策、森林組合支援の拡充、山仕事の公共事業への特殊作業単価適用をはじめ山林労働者支援と後継者対策など、具体策を積極提案しました。