乙訓郡大山崎町が過大な府営水の押しつけの撤回を府に求めている訴訟の口頭弁論が4日、京都地裁で開かれ、原告側は「府は過剰な府営水の押し付けをやめるべき」と主張し、結審しました。判決は、2010年3月18日に言い渡される予定です。
 原告弁護団は、1998年に府と同町が交わした協定書では、「配分水量」が7300トンと記されているだけで、7300トンもの過大な「基本水量」を引き受ける規定はないと主張。そして、00年に府営水導入後、地域の水需要を大きく超える過大な水量を京都府から押し付けられ、同町水道会計が大幅な赤字に変わり、水道料金を値上げにより住民に負担が押し付けられていることを述べ、「府は過大な府営水の押し付けをやめるべき」と求めました。
 「大山崎町の水を考える会」は同日、5814人分の公正な判決を求める署名を京都地裁に提出しました。