20091114-01.jpg 民主党政権が後期高齢者医療制度廃止を先送りする方向を打ち出し、全国から公約違反ではないかとの抗議の声が寄せられる中で、日本共産党伏見地区委員会は13日夕、東大手筋で緊急の街頭での訴えと緊急署名に取り組みました。
 マイクを握った京都3区国政対策委員長の石村かず子さんは「今春の国会で民主党・共産党・社民党などが後期高齢者医療制度は即廃止すべきと提案し、また夏の総選挙でも民主党は即廃止と公約したにもかかわらず、鳩山新政権は、廃止は混乱をまねくから新しい制度ができるまで、と豹変している。これでは自公政権と同じではないか」と批判。さらに「この制度が続けば、あらたに後期高齢者となる人が増え、保険料が来年4月に値上げされるなど、被害は広がるばかりだ」と指摘。高齢者への差別的な医療制度はただちに廃止をと訴えました。
 演説を聴いていた人が「私は後期高齢者です。一言、言わせてください」と飛び入りでマイクを握りました。参議院本会議で日本共産党の小池参議院議員が、民主党が政権についたとたんに後期高齢者医療制度をやめるには時間がかかると厚労省のうけうりの説明する長妻大臣に対し「役人に、『2年かかる』といわれて、簡単に引き下がったのか、と迫ったら、議場がどよめいた。小池議員が冷たい政治の象徴のような制度は、いますぐ廃止を」と強く求めたことを紹介し、緊急の廃止の署名をしてほしいと訴えました。
 帰宅途上の人や買い物客は立ち寄って「ほんとに困る」と署名に応じていました。(仲野良典)