平和の集い 原爆や戦争犠牲者を追悼する「第51回京都平和の集い」(京都仏教徒会議、京都宗教者平和協議会、世界の平和を求める京都宗教者連絡会主催)が6日、京都市左京区の檀王法林寺で行われました。原爆投下時刻の午前8時15分に平和の鐘をつき、追悼法要が営まれました。
 同志社大学名誉教授の望田幸男氏が、「核兵器のない世界を目指して」と題して講演しました。望田氏は、オバマ米大統領が「核兵器のない世界」の実現をめざすと宣言するなど、世界は核廃絶に向けて大きく前進しているとのべ、「2010年の核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議では、核保有国による核兵器廃絶の約束を確実なものにすべき」と強調しました。
 毎年この集いに参加している女性(30)は、「この場所に来ると亡くなった人たちと会話しているような気持ちになる。平和のための活動をこれからもしていきたい。核廃絶の署名運動もがんばります」と話していました。