祇園祭夏越祭 7月1日の「切符入り」から始まった祇園祭の最後を締めくくる「疫神社夏越祭(えきじんじゃなごしさい)」が31日、京都市東山区の八坂神社境内にある疫神社で行われ、関係者ら400人が参加しました。
 宮司による神事の後、山鉾連合会や神輿会、万灯会、婦人会の関係者らが祭りの無事終了を報告。参拝客は同神社の鳥居に設けられた高さ2メートルの大茅輪(おおちのわ)をくぐり、今年1年の無病息災を祈願しました。
 茅を束ねて輪を作り、玄関に掲げると疫病除けになるといわれており、参拝客は少しずつ茅を抜いて持ち帰りました。参拝に訪れた男性(62)は、「祇園祭が終わってしまい、少し寂しいですね」と話していました。