七夕 7日は七夕。牽牛星・織女星の二つの星が年に一度天の川で再会する日。中国から日本に伝承され日本古来の棚機女(たなばたつめ)の祭りに結びついたと伝えられています。
 北野天満宮や清水寺境内の地主神社などでも七夕祭が行われます。写真は東山区にある秀吉夫人ねね(出家して高台院湖月尼)の菩提寺、高台寺の七夕会。老若男女のさまざまな願い事が認められた5色の短冊が吊された25本の大きい竹が立ち並ぶ庫裡の通りは浴衣姿の女性がずらり。
 短冊には「希望校に合格できますように」、「サッカー選手になるぞー」から「健康でボケませんように、みんなが健康で(Happy)幸せにくらせますように」、「世界中のこども達が悲しいことにあわない、幸せに過ごせますように」、「あかちゃんが元気にうまれますように」、「仕事が決まり、よい人にめぐりあえますように」、「笑顔がたえないお店をつくれますように」など切実な願いがいっぱいでした。(仲野良典)
「天の川かはべ涼しき七夕に扇の風をなほや貸さまし」(中務)