モハメッド・ヌーリ・シャキル 「京田辺・綴喜9条の会」は27日、京田辺市内で憲法のつどいを行い60余人が参加しました。つどいは「我が窮状」や「千の風になって」の美しい二重唱で始まりました。
 講師はイラク人医師モハメッド・ヌーリ・シャキルさんで、2003年、大量破壊兵器やアルカイダとの関係を口実に始められイラク戦争の実情について、映像を交えて語りました。
 イラク戦争は100万人にのぼる死者、国民の20%にあたる400万人もの難民を生みだし、人権無視の拘束が日常的に起きていること、以前はなかった宗派間の抗争やテロなどで女性や子どもたちは悲惨な状況に追い込まれていることを説明しました。
 シャキル氏は「イラクへの支援は武器を持たずに来て欲しい。国のあいだで紛争があっても戦争でなく、外交の力、交渉力で解決すべきだ。憲法9条のたたかいは重要。9条の会頑張れ」と力強いメッセージを寄せました。(開沼)