京都総評地域組織局は20日、京都市南区で第19回地域労働運動研究・交流集会を開き、各地の地区労協や地域ユニオン組合員などが参加しました。
 埼玉県労連の斎藤寛生事務局次長が、「埼労連の組織拡大運動の特徴と教訓」と題して講演。斎藤氏は、埼玉県労連に参加する労働組合が、「3T」(楽しい、ためになる、助け合える)をスローガンに食事会やレクリエーションなどで交流しながら組合員の要求を聞き、宣伝行動で組合員を拡大してきた経験を報告。「非正規労働者の増加や労働基準法を守らない企業も増え、労働組合を大きくすることが求められています。組合員の要求を聞き、常に組織拡大を柱とする運動をしなければなりません」と訴えました。
 府内各地の労働組合から、「パワハラの裁判をしたり、足をケガした派遣社員の団交などを行い、たたかっている」(ユニオン南の風)、「大学生の就職ガイダンスを教職員組合と一緒に開いたり、『ふれあいティータイム』を定期的に開いて組合員の交流をしている」(伏見ふれあいユニオン)などの発言がありました。
 京都総評の馬場隆雄副議長が、地区労協や地域ユニオンの果たす役割と強化方向について問題提起し、組織拡大の重要性を強調しました。