井手町で9月から、子どもの医療費無料化が通院・入院とも中学校卒業までに拡充することがわかりました。17日開会の6月町議会に条例改正案が提案されます。
 井手町では現在、子どもの医療費は京都府の助成制度に町独自で上乗せし、通院については小学校入学まで月200円のみの負担と、ほぼ無料化されています。通院・入院とも中学校卒業まで無料は、府内では、高校卒業まで無料の南丹市に次ぐもので、京丹後市、京丹波町、与謝野町、伊根町などに並ぶ制度となりますが、府南部では初です。9月診療分から実施予定です。
 日本共産党の谷田みさお町議は「年間の町独自分助成額は550万円に過ぎません。子育て応援と経済危機対策として、助成額を増やして対象年齢を拡充するべき」と一貫して町議会で要求してきました。
 町内に住む小学校3年生と1歳の子どもの母親の大本暢子さん(30)は、「子どもの病気やケガは待ったなしなので、無料化が進むと助かります。国にも財源を負担してもらったらもっと制度が広がるのでは」と話しています。(T)