亀岡、南丹両市と京丹波町の各地域の9条の会は31日、「九条の会」事務局長の小森陽一東京大学大学院教授を招いてのつどいを開きました。小森氏は9条の会で「核兵器廃絶の世論をつくろう」と呼びかけました。
 180人の参加者を前に小森氏は講演で北朝鮮の核兵器実験について批判。アメリカのオバマ大統領が『核兵器のない世界』を目指している今、世界的な世論も動いているとし、憲法9条を持つ日本が六カ国協議で北朝鮮に働きかければ北朝鮮を取り巻く問題が解決するだろうと指摘。「9条の会で核兵器廃絶の日本の世論をつくろう」と呼びかけました。
 また、小森氏は改憲の動きについて言及し、民主党の小沢一郎氏の動向を取り上げ、「1993年に自民党内で、憲法解釈で集団的自衛権を行使することができると主張した改憲勢力の中心人物。改憲のために自民党と民主党の大連立をねらっており、注意しなければならない」と訴えました。