寒が戻った三月下旬でしたが、31日にようやく春らしい日よりになり、宇治中の島界隈には花見客が訪れ始めました。宇治橋(右岸)東詰めにある橋寺放生院の満開の枝垂れ桜。少し上流の宇治上神社(世界文化遺産)の満開近い染井吉野と紫赤のつぼみが膨らむ染井吉野。宇治神社には散り始めた可憐な寒緋桜。同神社の鳥居前の朝霧橋付近は5分咲きの染井吉野。
 勢いよく流れる関電放流路の観流橋を渡ると、紅葉で有名な興聖寺では、唯一の樹齢約120年の山桜(宇治名木百選の1つ)はまだ硬いツボミです。
 朝霧橋を渡って中の島北部の塔の島では、満開の宇治川枝垂れ桜にたくさんの観客がカメラを向けています。桜の少ない国宝平等院にも染井吉野が彩りを添えています。(仲野良典)

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桜スポットDATA
  • 住所:京都府宇治市宇治
  • 交通:京阪宇治線「宇治」下車すぐ
  • 【第33回宇治川さくらまつり・第30回炭山陶器まつり】4/4(土)、4/5(日) 10:00~16:00 お茶席、宇治川春の市、伏見の銘酒試飲、鵜飼ショー、花見舟、おまつり広場(雨天中止) 問い合わせTEL0774・23・3334(宇治市観光協会)
  • 開花状況:
  • 品種:ソメイヨシノ、シダレザクラ ほか