雇用や生活に困っている人を支援する「春よ来い!なんでも“連帯ひろば”」(実行委員会主催)が22日、京都市南区の九条診療所で行われ、93人が来所しました。うち12人が生活相談し、7人が翌日、生活保護の申請をすることになりました。
 
 40代の男性は、「2月に相談した仲間が自立できたので、生活相談にのってもらおうと思って来た」といい、また区役所にここ1年で10回、生活保護申請に行ったが受け付けてもらえなかったという男性は、「住居があれば、仕事もゆっくり探せる。なんとかこの生活を抜け出したい」と訴えました。
 また、この日は、焼きいもの機材販売会社の男性が、「生活に困っている人に焼きいもを差し入れたい」と自ら参加し、焼きたてのサツマイモを提供しました。
 差し入れをしたのは、「やきいも工房」(京都市右京区)を経営する斎藤志郎さん。焼きイモの機械などの開発や機材販売、イベントでの出張販売を行っています。
 2月に行われた「連帯ひろば」をテレビニュースで知って、今回支援に駆けつけました。「最近、会社がつぶれたとか、職を失ったといって焼きいも屋に転職する人がいます。やきいもで少しでも元気づけられたらと思って来ました」と話していました。