憲法九条や平和をアピールしようと、1階の屋根に自作の水墨画を掲げているお店が京都市東山区にあります。店は、東大路三条を下がった古美術商の「風来居」。店主の河村幸樹さん(56)が5年ほど前から始めました。
 現在、掲げている絵は、カエルが筆で「憲法九条」の文字を書いているもの。鳥獣戯画を真似た水墨画です。その横に、書家に依頼した「平和」の書をいっしょに並べています。通学途中の小学生や観光客など、1日何人かは指をさして見ていきます。
 河村さんは、「『9条の会』呼びかけ人の澤地さんの『半歩でも前に出る勇気を』の言葉に励まされ始めました。北海道や埼玉から来た観光客が『私も○○の9条の会です』などと声をかけてくれます」と話しています。