帝国データバンク京都支店が5日発表した、11月度の府内の企業倒産は40件(負債総額78億4300万円)でした。不況型倒産が前月に続き90%超を占めるなど景気減速の影響が鮮明となっています。
 11月までの累計は416件で、07年(432件)を上回るのは確実。倒産要因では、市況悪化に販売不振・受注減少など不況型が37件(92・5%)。資本金別では、個人経営が23件と6割近くを占めました。
 業種別では、「建設」が12件で5カ月連続で最多となったほか、「食品」(9件)、「サービス」(5件)など破たんが幅広い業種に広がっています。
 今後の見通しでは、「実体経済は日を追うごとに悪化。景気の先行き不透明感が増す中、企業倒産も当面は増勢基調が続きそう」としています。