第19回京都国鉄まつり(同実行委員会主催)が11月30日、南区の六孫王会館で行われ、550人が参加しました。国労闘争団、全動労(現建交労)争議団の決意表明が行われ、憲法改悪反対、貧困と格差の解消、安心して生きられる社会を目指す決意を固めあいました。
 同まつりは、JR不採用事件の解決を求めて始まったまつりです。JR不採用事件は、国鉄の分割・民営化に際して、国民の財産である国鉄の切り売り、もうけ第一主義による赤字路線の廃止、人減らし合理化による安全、サービスの低下などの問題があったため、国鉄労働組合と全動労が反対。それを理由に両組合に所属していた1049人の組合員がJRに採用されず、解雇されました。
 まつりは、国策である分割・民営化で差別・選別した不当労働行為を広く知らせ、解決させようと支援団体と開催しているものです。
 会場ではおでんや焼き鳥、うどんなどの模擬店も並び、にぎわいました。(横田)