全国から4600人が集まった「全国青年大集会2008」(5日、東京・明治公園)で京都から参加した154人は、開会前に行われた「集まれ京都人!」で、「雇用アンケートの声を届けたい」「ささやかな幸せを求める声が国会の後押しになれば」など、集会にかける思いを語り、成功への意志を高め合いました。
 全体集会で、各地からのリレートークでは、京都からは大久保純平さんがスーパー「フレスコ」で組合を結成したたかった経験を発言し、まず働く権利をしっかり学ぶことが大切だと訴えました。また、学費ゼロネット代表の佐伯宗信京都府学連委員長が、高学費に苦しむ学生の実態を告発し、「学費問題と労働、貧困の問題はつながっている。一緒に団結して頑張ろう」と訴えました。
 集会後のパレードでは「生活できる賃金を」「貧困問題に取り組まない政治家はいらない」などと書かれたプラカードやムシロ旗を持ち、「時給1000円以上に」「サービス残業やめさせろ」とシュプレヒコールをあげながら会場から渋谷まで練り歩きました。
 参加した青年らは「たくさんの人に圧倒されたけれど、これだけの人がいるから思いが伝えられる」「どういう働き方をするのか、帰って友人ともっと議論していきたい」などと感想を語りました。左京から参加した高校生は、「アルバイトをしていて不満なことやぶつけたい思いもある。民青では自分の思いを自由に言えそうだし、いろんな人に出会えることも魅力的」と、その場で民青同盟に加盟しました。三菱重工で働き今月末で解雇が決まっている労働者は、「初めての参加で、自分たちよりももっとひどい状況に置かれている人がたくさんいることにショックを受けた。自分は組合で出会った人のおかげで、訴えていくことを学んだ。今月でクビになってしまうけれど、まだ残っている人たちの力になっていきたい」と決意を語りました。
 なお、集会には京都から衆院2区の原としふみ候補、同4区の吉田幸一候補も参加しました。(塚田 藍)