京丹波町が廃プラスチックなどのリサイクル施設の誘致を計画していることに対し、安全性に疑問を持つ女性が7日、同町曽根公民館で女性集会を開きました。
 集会は、「ふるさとを守る女性の会」が呼びかけたもので、同町の安井、塩田谷、森、曽根、院内、幸野の丹波西部6区の各区から住民ら80人が参加。同会の要請にこたえて、安井区を除く区長5人も参加しました。
 同じような廃プラスチックのリサイクル施設がある大阪府寝屋川市では住民の健康被害が発生しており、4日に行われた現地調査に参加した女性は、「昼間なのに全戸で雨戸が締め切ってあって異様な雰囲気だった」と報告。子育て中の女性が「子どもに健康被害が及ばないかと心配」などと発言しました。調査に同行した小学3年の児童の感想文が紹介されました。
 ある区長は、「住民の声を町長に伝えたい」と述べました。
 同会は、「化学物質の大気汚染で健康被害を受けるのはごめんです。大切な土や水を守り、安心してきれいな空気を胸いっぱい吸える環境を残したい」とアピールしています。