日本共産党京田辺市議員団は23日、議会報告懇談会を開き13人が参加しました。光永敦彦、原田完両府議も参加し、府政報告を行ないました。
 同市議団が6月議会で採択された一休寺周辺の景観保全を求める請願や議会審議の特徴などについて報告したほか、市の水道事業について「京田辺市では1日あたり17000立方メートルの自己水(地下水)に加え、府営水を12500立方メートル購入している。一日の最大使用水量の実績は24000~25000立方メートルだから、京都府から必要のない水=空水をかなり購入している」と問題点を指摘しました。
 光永府議は、この間府会議員団として原油高対策に取り組み、府への申し入れだけでなく北部の漁業関係者や南部の農家の方への聞き取りなど現地調査を行なってきた内容をリアルに語り、府議会での論戦と府民の運動が府政を動かしている様子を報告しました。
 参加者から「府議会で消費生活安全センターのことを取り上げてくれたのは良かった。大事な分野なのに職員は身分も不安定で収入も低い。京田辺市の消費者行政は不十分ではないか。消費者教育の取り組みはこの頃、後退しているのではないか」という声が出され、光永府議が「府議団として“官製ワーキングプア”ともいうべき問題に取り組んでおり、今回初めて消費者センターの関係者の方たちと懇談した。消費生活相談員の方たちは熱心に勉強されており、専門的な力量があるにもかかわらず一年契約という身分で、年収は140万円程度におさえられている。今後も取り組んでいきたい。」と話しました。
 他にも、「天神山周辺は、木が4分の1くらい切り倒され7メートル位のよう壁がつくられている。何でこんなところにまで家を建てないといけないのかと思う。もっとまちづくりの全体像をどうしていくのか、考えるべきではないか。」という声や、「空水について、どういうことなのか、なぜそうなっているのか、経過や数字なども具体的に示して説明してほしい」「府営団地のエレベーター設置について、今工事している分で終わりという話を聞いたが本当か。うちの棟は、みんなで相談して必要だからと設置を申し込んだがどうなるのか心配」「不法投棄された産業廃棄物が運び出されているようだが、どうなっているのか」などの要望や意見が出されました。(青木綱次郎)