日本共産党の2区演説会(衆院京都2区本部主催)が21日、京都市左京区のみやこめっせで開かれ、猛暑の中1000人が参加。市田忠義書記局長が「アメリカ、財界・大企業の2つの政治悪を大本から変えられる日本共産党を伸ばしてほしい」と総選挙での躍進・勝利を訴えました。
 市田書記局長は、総選挙の焦点は政権の担い手選択ではなく、政治の中身の変革にあるとのべ、「外交ではアメリカ、経済では財界・大企業という2つの政治悪を根本から変えることのできる日本共産党が伸びてこそ国民の立場で政治を変えることができる」と強調しました。
 通常国会での論戦にかかわって、廃止法案を参院可決まで追い込んだ後期高齢者医療制度をめぐる日本共産党の奮闘や国民の運動と結んで労働法制の規制緩和から規制強化へ「潮目の変化」を作り出したことなどを紹介。また社会保障などの財源問題について、福田首相らの消費税増税の動きを批判した上で、大企業・大資産家へのゆきすぎた減税を元に戻し、5兆円の軍事費にメスを入れることを提起しました。
 また、「蟹工船」ブームに触れて、マスメディアなどで日本共産党の躍進が取り上げられたことはあっても、資本主義そのものが問われたことはなかったとのべ、「アメリカ、日本という世界1、2位の経済力を持つ国で深刻な貧困が広がっている。『わが亡きあとに洪水よ来たれ』が資本主義の本性であり、社会的な規制が必要。21世紀の中で資本主義を乗り越えていくことが求められる」とのべました。
 瀬戸恵子衆院比例代表近畿ブロック候補は、「国民の命、暮らしよりも大切にされるものがある今の政治のあり方をどうしても変えたい。今度こそ日本共産党を伸ばしてほしい」、原としふみ衆院2区候補は、「古い自民党政治をどう変えるかが総選挙の争点。京都2区から憲法が指し示す、平和、命、暮らしを最優先にする政治を発信しよう」とそれぞれ決意表明しました。