色彩をテーマにした「色―響きと調べ」展が、京都市左京区岡崎の京都市美術館で開かれています。
 明治以降、化学染料の導入をきっかけに、劇的に多彩化した色彩は、美術にも大きな変化をもたらします。同展では、同美術館所蔵の京都ゆかりの近現代の絵画・工芸品の中から、色彩表現の変化や特性を示す100点余りを展示しています。 竹内栖鳳の透明感あふれる色使いや、モダンな女性のスタイルを気品ある色使いで描いた勝田哲の「朝」や、朱色の前掛けが印象的な梶原緋佐子の「赤前掛け」など、鮮やかで豊かな色の表現、技法を堪能することができる展覧会です。8月31日まで開催。