福知山市天田の陸上自衛隊福知山駐屯地で5日午後7時半ごろ、弾薬庫を警備していた陸士長(24)が自動小銃を、無断で地面に1発、上空に向けて2発発射しました。警備中には安全装置をかけ、肩から提げることになっており、許可なく銃を発射することはできません。住民らは「非常に怖い」「原因を公表して」と、不安の声を上げています。
 近所に住む2歳の子どもを持つ夫妻は、「翌朝に20人ほどの自衛隊員が田んぼのあぜ道や住宅街の道路で何かを探している光景を見て、何かあったのかと不安でした。子どもを連れてよく散歩に出かけたりするので、銃の発射と聞いて非常に怖い」と話します。
 60代の男性は、「新聞で知ったが、あってはならないことだ。自衛隊は自治会長のところにだけは事件があったことを報告に来たらしいが、なぜ隊員が無断で発射したのか原因を住民に公表して、2度と起こらないようにしてほしい」と訴えます。