原爆症認定近畿訴訟で大阪高裁は30日10時30分、原告9人全員を「原爆症」と認める判決をくだし、国・厚労省が4月から強行した新基準の見直しを迫る画期的な判決となりました。
 10時33分、傍聴席に入れなかった支援者らが見守るなか、「全員勝訴」「認定基準の再度見直しを命じる」との幕が掲げられると、いっせいに歓声があがりました。
 体調不良で出廷できなかった京都の原告・小高美代子さんは、自宅で「全員勝訴」の第一報を聞き、「本当によかった。また元気が湧いてきました。弁護士さんをはじめ皆さんのおかげです」と涙ぐんでいました。
 判決後に開かれた報告会には130人が参加し、冒頭に勝利判決を聞けずに亡くなった3人の原告に対して黙祷をささげました。先日認定された第2次提訴の京都の原告・大坪郁子さん(夫・昭さんの遺族提訴)は、原告全員はもちろん、被爆者みんなが救済されるまで頑張るとの決意を述べました。参加者は、全員勝訴を喜びあうとともに、この判決を力に原爆症認定問題の全面解決へ全力をあげること、そして核兵器廃絶への大きな力にしていこうと決意を固めあいました。 (小杉功)
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 原爆訴訟京都支部は、原爆症問題の全面解決へ大阪高裁判決後の中央行動への参加を呼びかけています。
 6月3~5日 第一次座り込み(厚労省前)
 6月4日 デモと総決起集会(16時から18時星稜会館)
 6月10から12日 第二次座り込み(厚労省前)