18日、井手町で昨年10月に結成された「井手町内にバスを走らせてほしい住民の会」が同町内で学習懇談会に取り組みました。
 学習会では、青木真美同志社大教授(交通論)が、地域における公共的交通の維持について講演し、「ニーズにあったコースや低コストの形態を工夫しているところでは、コミュニティバスは成功している」と話しました。
 懇談会では、同「会」の田中好巳代表世話人は「1月17日に住民の1割近い署名を町に提出したが、町長は懇談に応じなかった。町は『財政的に無理』ということを強調するが、町民1人当たり年2000円も税金から拠出すれば実現できる。ないのはお金ではなく福祉の心だ」と言い、引き続き住民ニーズのアンケートなどに取り組むことを提案しました。(谷田操)