「京都・伏見が生んだ民衆作家・西口克己さんの生誕地を訪ね、小説『廓』の舞台となった町の風情と歴史を思い返そう」――「『廓』上演を成功させる会」は、26日、伏見区中書島界隈の散策と西口文学の魅力を学ぶ講演会を行いました。西口文学ファンをはじめ、「作家西口さんのことを初めて知って参加した」人など30人が参加しました。
日本共産党の佐藤和夫京都市議の案内で、廓の面影を残す民家や西口さんの生家近くの長建寺、立ち並ぶ酒蔵や十石船が往来する濠川などの町並みを散策。歌人で「成功させる会」の代表でもある田中礼・京都大学名誉教授が「西口克己文学の魅力を語る」と題して講演しました。
 参加者からは、日本共産党の府・市議でもあった西口さんの生前の活動や西口文学の魅力について活発な交流がなされ、多くの方が「成功させる会」賛助会員に入会されました。(黒崎)


『廓 つむじ風吹くまち』
  西口克己・原作  脚本/尾川原 和雄  演出/藤沢 薫
  上演日時 9月13日(土)   (1)午後2時     (2)午後6時30分
         9月14日(日)   (1)午後2時
  会場    呉竹文化センター(京阪・近鉄「丹波橋」西口すぐ)
  前売りチケット販売中・3500円
問い合わせ先=「『廓』上演を成功させる会」(京都市伏見区深草鳥居崎町605-1そうぞう館内TEL075・647・0048)