白川今出川、「哲学の道」の看板

水鏡に映った桜もキレイ

満開です!

 今が満開の疏水の桜。通りがかりの人がさかんにシャッターを切っています。今週末がピーク、そして、花吹雪…。疏水に映る桜、流れる花びらにうっとりするのもいいかもしれませんね。

桜スポットDATA

  • 住所:京都市左京区浄土寺石橋町
  • 交通:JR京都駅より、 市バス5系統または100系統「銀閣寺道」下車すぐ。
    JR京都駅より、地下鉄烏丸線「今出川」下車、市バス203号系統、または地下鉄烏丸線「丸太町」下車、市バス204号系統、いずれも「銀閣寺道」下車。
  • 開花状況:満開
  • 京都人的メモ:「哲学の道」の由来は、西田幾多郎ら哲学者が思索にふけりながら歩いた…という説が一般的だが、もうひとつ、ドイツ・ハイデルベルグにある「哲学者の道(Philosophenweg)」を真似て命名されたという説もある。ライン川の支流、ネッカー川沿いに続く「哲学者の道」は、偉人ニーチェやゲーテが思索にふけりながら散策したという小径。ハイデルベルグにはドイツ最古の大学、ハイデルベルグ大学があり、いまでも「大学の街」として有名。京都もまた、この小さな盆地に30あまりもの大学がひしめく学生の街である。往時、哲学を志す学生たちにとって、ドイツは憧れの地であったそう。学徒動員を前にした京都帝大生らが、ドイツの「哲学者の道」に想いをはせ、そう呼んだという。彼らの多くは、その後学徒出陣し、学問半ばにして戦地で亡くなった。