ハナモモと伏見城 伏見桃山城の北側にある公園には写真のハナモモの一種ヤグチ(矢口・cv.Yaguchi=八重咲きの大輪。江戸時代からあり、温室で2月下旬に花を咲かせてひな祭りの切り花になる)が満開でピンクに色染まり、外観が新調された伏見城を背景に映えています。
 この公園は元々は伏見城の堀でしたが、明治に入り伏見の浄水場で満杯の水を貯水していました。現在は水も抜かれて堀の底部にちょろちょろ小川が流れる周囲約2キロの公園になっています。ボランティアの人たちにより手入れされており、川底にはさまざまな水草、山手には種々の樹木に覆われて、平日も散歩や森林浴やジョギングにと、幼児からお年寄りまで訪れる人が絶えません。
 公園入り口から少し入ったところにはハナモモが満開で、奥の大滑り台付近の子ども遊び場には大きなハクモクレンが満開になって散策の人たちを和ませています。