第87回全国高校ラグビーフットボール大会は7日、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で決勝を行い、京都府代表の伏見工業は、福岡県代表の東福岡に12対7で敗れ、準優勝でした。
 試合は東福岡が、前半8分にWTB正海智大選手(3年)が蹴り込んだゴロパントを自ら抑える個人技で先制トライ。続けて同15分には、SH中村がゴール前ラックからサイドを突いてトライを決め、追加点をあげ、前半は12対0で折り返しました。
 後半5分、伏見工のキャプテン・FB井口剛選手(3年)が相手陣内の密集から右に展開し、ディフェンスをかわしてトライ。ゴールも成功し、5点差に迫りましたが、その後は再三の攻撃を東福岡が懸命のディフェンスで耐え抜きました。
 試合後、唯一のトライを決めた伏見工の井口キャプテンは、「東福岡のディフェンスが強かった。3年間、この仲間とラグビーを続けることができ、自分自身を成長させてくれた。日本一は後輩たちに託したい」と話しました。高崎利明監督は、「選手たちは試合ごとにたくましくなっていきました。東福岡相手に、最後まであきらめないことを大切にやってくれました。よくやったといいたいです」と語りました。