日本共産党も加わる「市民のための市政を進める八幡市民の会」(碩健一郎代表)は27日、来年2月17日に行われる八幡市長選挙に、同「会」幹事の日名子大介氏(58)を擁立することを発表しました。記者会見で日名子氏は、「憲法を生かし、暮らし応援のあったか市政の実現をめざす」と決意を語りました。
 日名子氏は、同「会」が行った市民アンケートに「水道代が高すぎる」「収入がすくなくて生活できない」などの悲痛な声が寄せられていることを紹介し、現市政のもとで昨年度、国保、介護保険料、下水道料金などで5億円もの市民負担増が強行されたのをはじめ、年間約1億3000万円もの同和事業の継続や市民の声を無視した舟券売り場「ボートピア八幡」の誘致が行われたことを批判しました。
 基本政策として、▽国保料などの負担軽減し、くらし応援の市政への転換▽市民の声を生かしたまちづくり▽部落解放同盟との癒着を断ち切り、同和行政の終結―の3点を掲げ、「選挙を市政の転換点にしたい」と決意を語りました。
 選挙には、民主党が推薦する福田勇氏(65)が出馬を表明しています。
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 ひなご・だいすけ氏の略歴は次の通り 1949年滋賀県生まれ。東京学芸大卒。八幡市男山第3中学校などで社会科教諭を経て、95年の同市議会議員選挙で初当選し、2期8年八幡市議を務める。03年、07年、府会議員選挙に立候補。現在、「市民の会」幹事、山城地区委員会常任委員。