府立高校、乙訓の両教職員組合、新婦人は1日、向日市のサティ前で、京都府・市両教委が決めた京都市・乙訓地域の府立高校普通科の入試制度と通学圏を変更する「具体策」を撤回するよう求めて宣伝をしました。
 府立高教組の佐野幸良教文部長は、通学圏を2つに拡大し、単独選抜の定員枠を増やす府・市両教委の「具体策」について、「通学圏が広がり、近くの高校に通えなくなる可能性が生まれる。単独選抜の枠を拡大すれば実質1通学圏と同じ働きとなり、公立高校間の格差拡大と序列化を加速させる」と指摘しました。
 行動には約20人が参加。入試制度改変の問題点を示したビラを配布し、撤回を求める署名を呼びかけました。
 中学2年生の子どもを持つ母親は、「制度がどう変わるのか不安。同じ公立高校間で格差が生まれるのは子どもにとって良くない」と話していました。