今年4月に72歳で死去した故・吉田隆行弁護士を「偲ぶつどい」が1日、京都市左京区の京大会館で開かれ、各界から多数の人が参列しました。
 吉田さんは1965年に弁護士登録。梨木法律事務所(金沢市)を振り出しに、京都第一法律事務所(69年~79年)、京都法律事務所(79年設立~)で活動。京都弁護士会副会長(75年)、自由法曹団京都支部幹事長(79年~86年)を歴任し、86年の京都府知事選挙では「民主府政の会」の候補者として健闘しました。
 参列者の献花に続いて行なわれたつどいでは、京都法律事務所の佐藤克昭弁護士が「吉田先生の遺志を継ぎ、事務所設立当初から先生が言われた、敷居の低い事務所、新しい人権の創造をめざす事務所へ頑張りたい」とあいさつ。この後、故人と活動を共にした自由法曹団京都支部幹事長の村井豊明弁護士、元自由法曹団団長の豊田誠弁護士、元京都弁護士会会長の平田武義弁護士、来年2月の京都市長選挙の予定候補者の中村和雄弁護士、日本共産党の井上哲士参院議員(参院国会対策委員長)らが、故人の功績を振り返りながら偲ぶ言葉をのべ、中村弁護士は「吉田先生の遺志を継いで、市政刷新の願いを実現するため、全力で奮闘します」と決意を語りました。故人の足跡がスライドで上映され、遺族を代表して妻の蓉子さんがお礼の言葉をのべました。
 日本共産党からは、井上参院議員のほか、渡辺和俊・京都府委員長ら現・元職の京都府・市議らが参列しました。