沖縄戦での「集団自決」の軍命削除の教科書検定に抗議して行われた9・29沖縄県民大会に連帯し、教科書検定意見の撤回を求める「11・18京都集会」が18日、京都市東山区で開かれ、90人が参加しました。
 沖縄国際大学の安仁屋政昭名誉教授が、「沖縄の『真実』次代へ~『集団自決』の実態」と題して講演しました。安仁屋氏は、沖縄戦が、日本帝国政府にとって「本土防衛の捨石」ではなく、敗戦を前提とした「国体護持(天皇制を守る)をかけた戦闘」だったと指摘。「集団自決」は、皇軍によって強制、誘導された「強制集団死」だと強調しました。
 大江健三郎氏の『沖縄ノート』と出版元の岩波書店が、「集団自決」で「軍の命令はなかった」と主張する原告に「名誉棄損」で訴えられている裁判で、同裁判を支援する連絡会の小牧薫事務局長が、裁判の意義と情勢を報告しました。(詳細は「週刊しんぶん京都民報」11月25日付)