憲法「改正」に反対する市民集会と自動車パレード宣伝が3日、京田辺市で行われ、40人が参加しました。「いのち・暮らし・平和 今こそ憲法11・3京田辺・綴喜実行委員会(代表内野正光「田辺九条の会代表)」が主催したもの。
 集会では、南法律事務所の岩佐英夫弁護士が、「日本の役割とテロ特措法」と題して講演。岩佐氏はイラク、アフガンの治安維持には、イギリス軍参謀長さえ主張しているように「政治的外交的努力」こそが必要で、日本政府がすすめている自衛隊派遣によるアメリカ軍への加担が間違っていることを、豊富な資料を使って分かりやすいく解き明かしました。また、最近浮上している国連の名を使った新たな自衛隊派遣恒久法の動きについて、「一人一人が論破できる力を付けよう」と呼びかけました。
 集会の後、参加者は17台の自動車に分乗。京田辺コースと井手・宇治田原コースの2隊に分かれて自動車パレードを行いました。
 参加者からは、「この辺りでは、自動車パレードは初めて。よく目だって良かった」「福田首相は、自民党の憲法改正案作成の過程で『九条』を担当した責任者であることなどの指摘があり、憲法を変える動きは一歩後退したものの、『油断禁物』と思った」などの感想が出されました。(佐藤誠)