高校生が、平和や人権、民主主義について学習し交流する「2007高校生人権ふぉ~らむ」―第43回京都高校生部落問題研究集会が8日、京都市上京区の府立鴨沂高校で開かれました。
 全体会では、青年の労働問題に取り組む奥西史樹さん(28)が、「青年の労働をめぐる諸問題~今の若者の実態について」と題して講演。大学卒業後、会社に就職したものの長時間労働が理由で1年で退職し、無職の状態になった自身の経験を語りながら、働かせ方にはルールがあること、憲法や労働基準法で定めれた人間らしく働くルールについて語り、「働きつつ学び続けることが大事だと思う。国民の権利の保障をうたう憲法を変えさせないためにがんばろう」と話しました。
 午後は、「京都にも空襲があった」「南方特別留学生オマールさんを訪ねて」の高校生のレポート発表、各学校で行われている文化祭や修学旅行について意見交流しました。(K.G)