伏見区の呉竹文化センターで8日午後、伏見母親大会が80人の参加で開催されました。オープニングでは、「千の風」や「憲法9条五月晴れ」などみんなで歌い、事務局から「いのちを生み出す母親は命を育ていのちを守ることをのぞみますのスローガンのもと、伏見母親大会も36回目を迎えた。教育基本法が改悪され、親に責任を押しつけ。そして安部政権は『女性は家庭の中へ』を重視していると言うが…」と挨拶。市長候補の中村和雄さんから「貧困と格差を拡大する政治ノー、憲法改悪ノーの声を上げていきたい」という固い決意と連帯のメッセージが届けられました。また日本共産党3区代表の石村和子さんや府会議員の上原裕美子さんらも参加しました。
 記念講演では32年間中学の理科教諭を勤め自然科学教育の自主編成運動や性教育などの実践的研究の著作も多数執筆されている小田切明徳さんが「生と性を語るとき」と題して話されました。小田切さんは「性を語るとき、科学的知識に基づいていること。人権が守られていることが大切である。昔の日本では、もっと性がおおらかであった。子どもは自己肯定観を持ちすてきなおとながいれば、性非行には走らない」と、会場の質問に答える形で講演されました。
 大会終了後、会場から中書島蓬莱橋まで参加者全員で「憲法を守ろう!」「子どものいのちを守ろう!」「先生の数をふやして!」「行き届いた介護を!」などと元気にシュプレヒコールのパレードで道行く人に訴えました。(仲野良典)