京都府内の若者が核兵器廃絶や憲法9条改悪反対をアピールする企画「07ピースジャム」(同実行委員会主催)が9日開かれ、京都市左京区の京都教育文化センターでは、07年原水爆禁止世界大会の報告とパネルディスカッション、鴨川三条河川敷ではピースキャンドル灯火などが行われました。のべ150人が参加しました。
 パネルディスカッションでは、来春の京都市長選挙に出馬を表明している中村和雄弁護士と京都市職員労働組の青年部役員、市内の医療機関に勤める瘧師ちえさん、京都府学生自治会連合執行委員の大月功雄さんが、9条改憲の問題点や京都で求められる平和運動などについて意見交流しました。
 中村弁護士は、現行の憲法が改憲の理由に挙げられている環境権などの問題にも十分対応できることを指摘し、「改憲の狙いがアメリカと戦争する国づくりにある」と強調。また、京都市が子供たちを平和学習で広島や長崎へ行かせない方針を採っていることなどを批判し、「市長になったら子供たちの平和教育を進めたり、若者向けの平和イベントに積極的に取り組みたい」とのべました。
 京都教育文化センターから会場を移した三条鴨川河川敷では、参加者が平和への願いをハンドマイクでアピール。平和への思いが書かれた紙コップのキャンドルを並べた、ハートマークやPEACEなどの文字が暗闇に浮かび上がりました。(「週間しんぶん京都民報」9月16日付けに詳報)